夢だったキャンピングカーに乗ったこと

「もう少しでチャーハンできますよ。キムチも乗せておきますね。」と、1人の男性が言うと、「やったー」「良い匂い」と、周囲の人たちから歓声があがり、その言葉の通りにキムチの乗せられたチャーハンが振舞われてしました。これは、家の中でのことではなく、キャンピングカーの車内でのことです。これは以前、テレビで放送されていたローカル番組を見ていたところ、キャンピングカーで温泉巡りをしようといった企画が行われていました。それは、芸能人の男女6名がキャンピングカーに乗って、地元の温泉宿をまわっていくというもので、ちょうどその移動中の車内の様子が放送されているところでした。私はこれまでキャンピングカーというものに乗ったことがあらず、キャンピングカーというと、その名前からしてキャンプにしか使わないものだと思い込んでいたのですが、どうやらそうではないようでした。私自身、アウトドアに全く興味がなかったため、キャンピングカーに対しても何の関心もなかったのですが、これを見たことがきっかけで、つい自分も乗りたいと思うようになりました。そうして夢に描いていたキャンピングカーでしたが、なんと偶然にもこれに乗ることのできるチャンスがやってきたのです。

それは、大学の同期の子たちで集まろうという話になり、1人の男の子が自分の所有しているキャンピングカーを出してくれると言ったからでした。私はこのとき、夢にまで描いたキャンピングカーに乗ることができると、大いに喜びました。テレビで見ていたのは、キャンピングカーの車内でごはんを作っているところだったため、私もそれに参加してごはんを食べたいと思っていましたが、いざ本当に乗ることを考えてみると、本当に動いている車内でチャーハンなんて作ることができるのだろうかと思いました。

また、そんな車内で上手に食べることも難しいだろうなと思いました。そうして実際にキャンピングカーに乗ったところ、私の心配なんて全く必要なかったらしく、何の不自由もない車内でした。初めて乗ることのできたキャンピングカーは、まさに夢に描いていた通りで、何もかもが便利でとても楽しかったです。テレビのように、チャーハンではなかったものの、みんなでごはんを作り、笑い合って食べるのは最高の味でした。こういったキャンピングカーを使ってのお出かけの楽しさを知り、いつかは私もこれを購入してみたいなという新しい夢も抱きました。